日本のトレイルランニング界において、私たちは新たな展望を追求し、より高みを目指すランナーたちを応援しています。ハセツネCUPはその中でも特に重要な大会でもあり、その存在は単なるトレラン大会にとどまらず、日本のトレイルランニングの歴史を作ってきました。
エリートランナーへの夢 ハセツネが示す新たなステージ
選手の皆さんへ、私たちがエリートというポジションを準備したことについて共有させていただきたいと思います。ハセツネCUP/ハセツネ30Kは、出場される全ての皆さんが次に目指すべき場所として “ハセツネのエリート “という場所があるということは、素晴らしい機会になるのだと考えます。これまでの努力と実績をもとに、新たなステージで自身の実力を試すことで、更なる成長を遂げるチャンスがここにあります。
これまでに、ハセツネランナーたちが10時間切り(SUB10) や自己ベスト更新に向かって努力してきました。しかしこれらの目標に加えて、エリートランナーとしての舞台に挑むという新しい夢を描いてみてください。エリートとしての出走は、単なる競技だけではなく、トレイルランニングへの情熱や努力がより深く結びつく場です。その熱意と志を持って、ハセツネのエリートランナーを目指して挑戦していただきたいと思います。
総合力と競技の質 ハセツネCUPが育む競技の進化
私たちは、競技の質を高めるためにパフォーマンスインデックスが高く、総合力の強いランナーたちが集まることの重要性を認識しています。ハセツネCUP/ハセツネ30Kにおいて、さまざまなバックグラウンドや経験を持つランナーが交流し、切磋琢磨することで、このいつまでも変わらぬコースでおこなわれ続けているという魅力で、大会の持つ競技性は一層高まることでしょう。
新時代の競技環境 2023年の新たな展開
これまで出走する際、スタート時に走力の異なるランナーが同じエリアに入ることが議論されています。ランナーの皆さんからは、競技の円滑な進行のため、スタート時の配置に工夫が必要だとの意見をいただきました。これに対して、2023年からはITRAの定めるパフォーマンスインデックスが上位の者が、スタートライン側に近いところから出走できるよう走力別に適切な配置を行い、新たな競技環境を整えることに全力を尽くしていきます。